ヤングブランド市場のリポートです。
秋の各ブランドの打ち出しが見えてくる時期です。目立ったポイントは3つありました。
1)オールインワン、ロンパースが人気。
ニットワンピースやニットセットアップが、多くのブランドで見られました。セットアップ人気は春夏からの継続でキャリアブランドと共通です。ニットワンピースも多く見られましたが、ヤングブランドでのホットアイテムはオールインワン。ロンパースです。ワンピースですが、ボトムがスカートではなくてパンツです。ニット素材、とろみのある素材、ベロア素材など素材は多岐に渡っていました。
羽織りには、今年は断然ライダースジャケットを。黒が人気で少し短め、コンパクトなタイプが多く見られました。
2)ロングカーディガン
キャリア世代のブランドと共通の人気アイテムです。今年の秋冬もスタイリングに欠かせない、ロングカーディガン。キャリアブランドでは、梳毛のキレイ目なつるっとした表面のカーディガンが多かったのですが、ヤングブランドではブークレーのネップのある糸でふくらみのある、少しぼこぼこと表面効果のあるタイプが目立っていました。スタイリングにはショートパンツを合わせて、スタイリッシュです。
3)オフショルダーのトップス
セクシー系のセシルマクビーでも、カジュアル系のローリーズファームでも、オフショルダーはまだまだ人気継続です。キャリアブランドでは、露出が少なくなったように感じますが、ヤング市場では健在のディティールです。大きめのタートルネックのオフショルダーのニットや、首回りにシャーリングゴムを入れたブラウスなど数多くでていました。デニムスカート合わせでカジュアルに。とろみのある素材のワイドパンツで合わせてセクシー系に使わせていました。
色目でいえば、黒、グレーベースが多いように感じます。昨年の全身白コーデから、大きく変換しています。今年らしさは色でも表現できますよ。